2012/02/11 の配信での会話内容に
誤りといいますか、誤解しそうな
内容がありましたので、訂正致します。
チップセットの違いの話題で、2TBの壁のを超えられる
との話が出てきて、あまり調べたことがない部分だったので、
そうなのかー な感じで流しちゃいましたが、
やっぱりチップセットはHDDの容量管理には関係ないようなぁ
と、違和感を感じたので気になって調べて参りました。
また、Z68の特徴に不足していた部分もあったので。
【誤】
マザーのチップセットZ68と、P67/H67との主な違いは、
H67はCPU内臓のGPU機能を使用して映像出力ができ、
P67はCPU倍率を上げられ、
Z68はH67とP67の両特徴を持っており、
かつ、HDDで2T以上の容量を扱える。
【訂正】
マザーのチップセットZ68と、P67/H67との違いは、
H67はCPU内臓のGPU機能を使用して映像出力ができ、
P67はCPU倍率を上げられ、
Z68はH67とP67の両特徴を持っており、
かつ、SSDをHDDのキャッシュとして使用できる。
さて、訂正内容の説明をザックリいきましょう。
訂正点1:SSDをHDDのキャッシュにできる
こんな芸当ができるようになりました。
単純に話から漏れていたので、この記事で補足ということで。
訂正点2:チップセットに2Tの壁は関係ない
単体2T以上のHDD(最近だと単体4Tとか)を使用した場合、
2T以上の容量が使用できない場合がある。
当時の配信で、チップセットがZ68なら問題ない
という話が出てきて、私の知識不足のため
そうなのかーの感じで流してしまいましたが、
チップセットは関係ありませんでした。
では、単体2T以上のHDDを使用するにはどうすればいいのか。
噛み砕くために、一部本当はちょっと違うところがあります。
大きく間違ってはないはずなので、
興味がある方は独自で調べてみてください。
まぁ間違ってるいうよりは、詳細説明が不足しているというか。
正確に書こうとすると噛み砕けないややこしさ。
表とか図が書ければいいんだけども、
ブログ記事じゃきついので許して!(ただの手抜きです)
【2Tの壁の問題点】
1.MBR
2.10バイトCDB
3.BIOS
【で、それ何?】
MBR=HDD管理方法
CDB=HDDアクセス方法
BIOS=ハードウェアの制御システム
【どこ依存?】
MBR=OS
CDB=OS
BIOS=マザー
【何がいけないの?】
MBR=2Tまでしか管理できない
10バイトCDB=2Tまでしかアクセスできない
BIOS=GPT(下で登場)が使えない
【どうすればいいの?】
MBR=GPTという管理方法に変えればいい
10バイトCDB=16バイトCDBに変えればいい
BIOS=UEFI(次世代BIOS)対応マザーにすればいい
【どう変わるの?】
GPT=単体2T以上が管理できる(データ領域としてのみ)
16バイトCDB=2T以上の場所もアクセスできる
UEFI=OS起動用としても2T以上のHDDが使える
【変えるための条件は?】
A.OSを入れてない、保存用のHDDとして使うためには
1.OSがvista以降である
vista以降であればGPTに対応しています。
起動用HDDでなければUEFIは影響ありません。
また、GPTとした時点でCDBも16バイトになります。
B.起動用のOSを入れたHDDでも2T以上使えるようにするには
1.OSがvista以降である
2.OSが64bit版である
3.マザーにUEFIが搭載されている
とりあえず、2Tの壁の概要としては、
これくらいの情報になるんでしょうか。
これは明記したほうがいい等があれば、
教えていただけると助かります。
こんなんやってたせいで、
私の昨日の昼休みが潰れました。
そして今日の昼休みで記事殴り書いて投稿。
振り替え昼休みとか無いのかな!